複数校合同チームについて

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複数校合同チームについて

北海道中学校体育大会に関わる複数校合同チーム編成規定

北海道中学校体育連盟は、少子化に伴う運動部活動参加生徒数の減少で単独チームによる大会参加が困難な学校に配慮し、少人数の運動部にも大会参加の機会を与えることや、地域におけるスポーツ機会の確保、生徒の多様なニーズに合った活動機会の充実という趣旨から、以下の条件で複数校合同チーム(以下「合同チーム」という)の大会への参加を認める。

合同チームとしての活動条件

  • (1) 合同チームは、日常において計画的に学校の部活動として監督が指導し、各学校の教員が引率して、練習していることが大会参加の前提条件となる。
  • (2) 合同チームの各学校の引率及び監督は、校長、教員及び部活動指導員とする。ただし、外部指導者の引率及び監督業務が認められた札幌市については、その限りではない。

合同チーム編成の条件

(1) 種目と人数の範囲合同チームは、個人の部を持たない団体競技種目に限定する。また、大会出場最低人数は以下の人数とする。

① バスケットボール
5人
② サッカー
11人
③ ハンドボール
7人
④ 軟式野球
9人
⑤ バレーボール
6人
⑥ ソフトボール
9人
⑦ アイスホッケー
11人

(2) 編成の組合せ

  • ①:大会出場最低人数を満たしていないチーム同士の合同チーム。
  • ②:大会出場最低人数を満たしていないチームと満たしているチームとの合同チーム。
  • ③:②で生じた合同チーム内で、出場最低人数を満たしているチームが単独としても成り立つ場合、合同チーム+単独チームとしての出場はこれを認めない。

※①、②、③の編成の組合せの順番は問わない。

(3) 近隣の複数の学校で日常的に一緒に練習している等の理由から、それぞれの学校に大会出場最低人数以上の選手がいる場合に編成する合同チームについては「全国中学校体育大会複数校合同チーム参加規程」を満たしていないため、全道大会までは出場することができるが、全国大会に出場することができない。

(4) 実施の事業主体が市町村教育委員会または市町村中学校長会である拠点校部活 動については、それぞれの学校に大会出場最低人数以上の選手がいても、中体連大会に出場することを認める。

複数校合同の範囲

(1) その範囲は、地区大会の最小区分内を原則とする。ただし、競技種目や地域、学校の事情により専門委員会や地区中体連が認めた場合はその限りではない。

(2) 在籍する地区中体連にチームがなく、日頃から近隣の地区中体連にあるチームに所属して練習をしている場合は、そのチームと合同チームを編成し、大会に出場することを特例として認める。

※全道大会・全国大会に出場することが決まった場合、該当する選手の旅費が支給されるかどうか、在籍する市町村に事前に確認をとっておくこと。

編成の手続き

(1) 合同チーム編成の条件を満たしている学校の校長は、教育上合同チーム編成が必要であろうという判断の下、合同が可能な範囲の学校に編成を働き掛けることができる。

(2) それぞれの学校間で校長が合同チームを編成することに合意した場合、当該校の校長はその旨を地区中体連会長に申請し、地区中体連で協議の上、承認の可否を判断するものとする。

(3) 承認した場合、地区中体連会長は直ちに北海道中体連会長に報告する。

(4) 合同チームの申請方法は、次のとおりとする。

  • ・4月当初の時点で編成されている合同チームの有効期間は、8月末までとする。
  • ・各地区大会、全道大会及び全国大会終了後に第1・2学年のみで編成された合同チームの有効期間は、当該年度末(3月末)までとし、次年度以降も合同チームを継続する場合は、新年度に改めて申請し、地区中体連の承認を得ること。

(5) 合同チームの申請期間は、次のとおりとする。なお、承認の可否については申請後10日以内に地区中体連会長より当該校に連絡する。

【夏季競技】

  • ・年度当初に第1学年から第3学年で編成された合同チームについては、5月末までに当該地区中体連事務局あて申請すること。
  • ・各地区大会、全道大会及び全国大会終了後に第1・2学年のみで編成された合同チームについては、9月末までに当該地区中体連事務局あて申請すること。

【冬季競技】

  • ・10月末までに当該地区中体連事務局あて申請すること。

(6) 前年度の各地区大会、全道大会及び全国大会終了後に第1・2学年のみで合同チームを編成していた場合、年度当初にそれぞれの学校に新入部員が入部して出場最低人数を満たしても、それぞれの学校が合同チームとして大会への出場を希望 する場合は、「全国中学校体育大会複数校合同チーム参加規程」に記載されているとおり、全国大会に出場することができる。

引率並びに監督

合同チームで活動しているそれぞれのチームの引率・監督は、出場校の校長、教員及び部活動指導員が当たるものとする。ただし、外部指導者の引率及び監督業務が認められた札幌市については、その限りではない。
なお、合同チームの代表監督は、いずれかの学校の校長及び教員(部活動指導員及び外部指導者は含まない)とする。
また、やむを得ない場合は、いずれかの学校の校長・教員(部活動指導員・外部指導者を含まない)による代表引率・監督を認める。
手続きは様式1~4をもって行う。(様式は各地区中体連事務局へ請求すること)

その他

  • (1) チーム名については、合同する学校名を連記することを原則とする。ただし、校数が多い場合、大会会場での表記について略称を認める(例:○○市合同、△△地区中学合同)。
  • (2) 地区中体連の範囲を越えた複数校合同チームが全道大会に出場する場合は、 母体となるチームが所属する管内の代表として出場することとする。
  • (3) 編成において特別な事情が生じた場合は、地区中体連会長が道中体連事務局と相談し、両者の合意の上、判断できるものとする。
  • (4) 編成規定おいて問題が生じた場合は、その都度見直しを行うものとする。

附 則

この規定は、平成14年4月1日より施行する。

  • 第1次改正 平成17年11月4日第2次改正 平成22年5月13日
  • 第3次改正 平成23年11月4日第4次改正 平成24年5月10日
  • 第5次改正 平成25年11月7日第6次改正 平成29年11月2日
  • 第7次改正 令和3年5月6日第8次改正 令和3年11月11日
  • 第9次改正 令和4年11月7日第10次改正 令和5年3月6日
  • 第11次改正 令和5年5月2日第12次改正 令和5年11月2日

複数校合同チーム編成に係わる資料

【例】軟式野球部の場合(大会出場最低人数 9人)

軟式野球部
A中学校
B中学校
C中学校
D中学校
E中学校
部員数
3名
4名
6名
10名
12名

※横にスワイプすると表示できます。

編成例

出場の可否

適用

編成例

A + B
=

7名

9名以下なので大会に出場できない。

適用

編成例

A + C
=

9名

大会に出場できる。

適用

編成例

A + B + C
=

13名

大会に出場できる。

適用

編成例

A + D
=

13名

大会に出場できる。

適用

編成例

A + B + D
=

17名

大会に出場できる。

適用

編成例

A + B + E
=

19名

大会に出場できる。(ただし、全道大会の登録は18名)

適用

編成例

A + B + C + D
=

23名

全道大会までは出場することができるが、全国大会には出場することができない。
※「2.合同チーム編成の条件」の(3)参照。
※・A+B+C及びD校単独
 ・A+C及びB+D
 ・A+D及びB+C
の条件で出場することが可能である。

適用

編成例

C +

(

E

から3名 )

=

9名

残りの

E
=

9名

部分的な合同を行い、2チームを大会に出場させることは認められない。

適用

編成例

D + E
=

22名

全道大会までは出場することができるが、全国大会には出場することができない。
※「2.合同チーム編成の条件」の(3)参照。
※ただし、「4.編成の手続き」の(7)の場合は、全国大会に出場することができる。

適用

※適用欄の数字は、「2.合同チーム編成の条件」の「(2)編成の組合せ」に記載されている①~③のうち、該当する数字を記載しています。